ロッド折れ DIY修理
4番ガイド~5番ガイドの間で折れたロッド
これまで、ティップ先端が折れた場合、
何度かTOPを挿し直した修理をしたことがありました。
この場合、
簡単でド素人の私でも、実践レベルの使用に耐えるまでに直せました。
しかし、
今回は中間よりちょい上の、
4番~5番の間の折れについて、
親友より修理したい案件が出てきたので、
初・トライしてみました。
修理依頼のロッドは、
1ピースのバスロッド
Deps SIDE WINDER The BUGRAIDER
HGCS-66LXF 旧モデルかな?
愛着があるようで、できれば修理して使用したいとのこと。
芯材を使用して繋ぐ
先ずは、調査・・・
折れたロッドがチューブラということでしたので、
調べたところ・・・
基本的には、芯材を入れ、
繋ぎ合わせた所をスレッド&エポキシで補強して、
というのが、DIYでできそうな、応急処置的な感じでした。
こんなイメージ↓
ただ、個人的に、
繋ぎ合わせたところがパット見て、
修理しました感が分かるのは、
やだなと~思いました。
そこで、
幸いにも折れた所が、5番ガイドの少し上だったので、
継目部分に5番ガイドを少しズラしてもってくることで、
修理感を少しでも無くせないかという、方策で実施してみました。
そーなると、
5番ガイドが少し前に来るので、
それ以降の4番、3番も調整して、
ガイド間隔は良い感じにしようと思います。
こんなイメージ↓
*補足
継目を完全に5番ガイドで隠すことも考えましたが、
5番ガイドの位置があまりにも前に行き過ぎて、
ガイド間隔のバランスが個人的に納得できなかった
ので、断念しました( ;∀;)
DIY作業手順
実際に行った手順について簡潔に記述します↓
1日目
(1)折れた周辺のひび割れや、ササクレはカット!きれいに断面処理。
(2)5番ガイトを外しちゃう。
(3)カットした所のブランク内径に合う芯材を用意。
私の場合、折れて使用しなくなったロッドを切り刻んで、用意しました。
普通は、売ってるテーパーカーボン材の中から、サイズ(径)の合う部分を
切り出すことになります↓
2日目
(5)繋ぎ合せ
一度、TOP側を挿し込み、ガイド中心を合わせ、
継目部にマーキング。
その後、残り45㎜の芯材にエポキシを薄く塗り、
マーキングに合わせ、再度TOP側を挿し込み、固める。
3日目
(7)継目部と5番ガイドのスレッド巻き
継目部の上下にスレッドを巻くついでに、
5番ガイドも巻きつけちゃう。
(8)4番と3番ガイドのスレッド巻き。
トップから5番までのガイド間隔をいい感じになるように、
4番と3番ガイドの位置を調整、
スレッドを巻き。
(9)エポキシの一層目塗り
スレッドに染み込む程度にエポキシをぬりぬり。
4日目以降~完成
(9)エポキシの重ね塗り。硬化。
スレッド部分にエポキシを重ね塗り。
欲張って1度にエポキシをたくさん塗ると
タレてしまうので、
何日かに分けて重ね塗りするのがいいですね。
重ね塗り後、完全硬化したら完成。
出来上がり
継目部と5番ガイド部分
ラインを通して、グイグイ曲げた感じを見てみると、
しっかり耐えてくれました('ω')ノ
スレッド巻きがまだまだ下手でガタガタでしたが、
何とか修復できた?と思います。
イシグロさんのHPのスレッド巻きが参考になりました。
ピンラインの入れ方も載ってたので、次回、修理する機会があれば、
ピンラインも入れてみたいと思います。
あとは、この修理したロッドを実践投入してもらいましょう。
さて、どうなるかな。
DIYロッド修理の材料、機器の紹介
1)芯材(テーパーカーボン)
2)本巻き用スレッド(黒)
3)装飾用スレッド(金)
4)2液タイプエポキシ
5)フィニッシングモーター(あると便利)
私はフィニッシングモーターは持ってません(;^_^A)
回転する適当な機器にロッドを無理くり付けて、回してます。
スレッドとエポキシは持っておくと、
簡単な修理はすぐにできるので、良いですよ。